※あくまでのマイナンバーを担当している者としての主観、実情を聞いての記事につき憶測、不確か点が含まれています。(常時更新)


現状美容室で社会保険に加入しているサロンは約1割です。

全体で見ると全社員が加入しているのはうち半分の5%です。

 

本来ならば個人経営または5名以内のスタッフ、家族経営をしているサロン以外は加入しなくてはなりません。

 

雇用保険に関しては全てのサロンが該当しますが義務であるのに試用期間であるからいれていないと言い訳をするサロンがあり当社にもそういった形で1年は勤めていたのに加入なしで失業保険がないと言う方がいました

 

2015年10月にマイナンバー制度が開始され各サロンは対応に追われております。

 

メリット・・・内容に関しては各種保険を御覧ください

国民健康保険よりも老後の保証額が大きい

自身が納める同額を会社も納めます

特に独身のままですと老後の保証は気になるものです。

国民年金の未納分を納めなおす義務がなくなり社会保険で払う

(2年間は遡れますので払うように催告が決まるが社保に入ると言うことで催告対象者ではなくなります)

 

デメリット・・・

特に若いうちは自身の手取り少なくなる為生活が厳しい(昇給できるように練習すれば解決)

収入が増えるほど比率があがり負担増

貯金ができず手取りで20万円を得るのに一苦労

将来結婚し主婦または主夫になると亡くなった場合扶養者側の年金を選択する可能性が高くなる

社会保険に一度入ると次も社会保険のある企業に限定される

(年金未納がある場合は取り立てが始まり確実に生活苦になります)

 

当社は近年から加入を開始しています。

その理由として・・・

①低所得、経済格差社会、少子高齢化の観点から

難しい所ですが今の国民年金だけでは頼りがいがなく不安が重なり保障のある厚生年金へと移り変わっています。

現に学校へ求人へ行っても毎月この額を貰えると言う補償が欲しいと言われデコヘコのある給与よりスタイリストまでは横ばいで構わないというニーズが日々強くなって来ています。 

 

②家庭環境の変化

美容師の子供は美容師の時代から会社員の子供が美容師となる事も増え社会保険加入していることが第一条件になって来ています。

現に新卒学生の場合社会保険未加入サロンへ親が就職を許さないと言う事だったり周りに言われるので本人は内容を知らないが社会保険に入りたいというニーズが高まっています。

 

③一部学校では求人票を受け付けてもらえない

サロン数の増加と共に廃業もあります。学校側も就職率、離職率の関係から安全なサロン=社保加入となり信用の関係で拒否が始まっています。

 

④ハローワークの求人ができなくなった

以前は「美容業はね」と特別視されていましたが就職者の減少、人口減に伴い厳しくなりました。

特に本社所在の世田谷区は年金など税金の取り立てが厳しいです。

 

あくまでの一例ですが以上の観点から当社では社会保険加入を決断しました

 

逆に考えると社会保険加入に入っていないサロンは求人票が出せない、ハローワークに行けない、後輩アシスタントが入社しないというリスクを背負っている事になります。

 

最終的には後輩が入ってこない事とアシスト業務が長期化、スタイリストになってもアシスタント業務、雑用という形になり低所得にも繋がり兼ねません。

 

⑤採用費用が掛かる可能性がある(負担増)

試用期間が3ヶ月であるように3ヶ月間は社員ではあるが正社員として働くかが未確定の状態

18万円×3ヶ月で54万円の人件費が掛かることになります

このパターンは新卒で自身が応募したケース

問題になるのは求人媒体を利用した場合

掲載費月3万円×6ヶ月で18万円更に採用に対する支払が年収の15%~20%で32万円

1人採用し定着するまでに100万円掛かるのです

 

これらの費用は売上から賄われていますのでそれによってスタイリストの給与や経費が削減されることも少なくありません

 

起業は求人の媒体を増やしたり離職率の低下を目指さなくてはなりません

 

手取りが少なくなったり他社より低いと感じた結果早期退社へ繋がり他社へと異動が起こる為社会保険加入サロンに就職が絶対となります。

 

一時的に手取りは低くなりますが将来の保障が年金の倍となり女性は出産時にメリットがあります。

 

絶対に当社がという訳ではございませんが今後の美容師人生を安心に送っていく為には社会保険加入サロンを推奨致します

※国民年金滞納者増加!

国民年金の強制徴収が始まり以前とは違う黄色い封筒で要開封となっているように収入と定職についているかの把握、確認が行われています。

 

その結果未払いの美容師さんはどうなるかと言いますと職場に差し押さえがきて会社に迷惑をかけて退社を検討せねばならない事態が懸念されます。

 

※最新

マイナンバーの影響から一部大手サロン、他店舗展開しているサロンの倒産、店舗縮小が起こっています

財務状況の把握や個人の年収の把握からブラックサロンも淘汰され始めています

今の環境を捨てられない、サロンよりもお客様がいるからやめられないと言う方は多いです。

また学卒後すぐにこの業界に入って周りの事がわからない方も多く最賃法や保険を知らない方が騙されている傾向があります